みにつく情報館24

旬なニュース、英語学習、会計・金融情報から雑学まで、人生を豊かにするお役立ち情報を配信

MBA 英語学習

【2017年最新版】海外MBAランキング!どのビジネススクールを選ぶ!?

投稿日:2017-08-27 更新日:

今回は、あまり日本では注目されていない、MBAのランキングについて掲載したいと思います。日本では、そもそも国内MBA自体が転職マーケットでそれほど評価されていないため、ランキング自体あまり議論されることがありませんが、海外では事情が異なります。

なぜ海外MBAランキングが重要?

世界のトップエリート達が、合計約1500万円(多くのアメリカ2年制MBA)という高い授業料を払ってまで、こぞって有名大学のMBAを取得しにいくメインの理由はただ一つ、「卒業後に稼ぐため」です。そして、卒業後に「稼ぐ」ルートのメインが、Apple, Amazon, GoogleといったIT系のグローバル企業や、Mckinsey, BCG, Bainといった戦略コンサルファーム、Goldman Sachs, JP Morganといった投資銀行、などのいわゆる超エリート企業に就職することなんです。

もちろん、昨今では卒業後(又は在学中)に起業・共同経営したり、ベンチャー企業に就職するケースも多くなってきていますが、いまだMBA卒業生の間では、上記のような企業への就職人気は根強いです。

そして、その就職活動に大きく影響するのが、グローバルMBAランキングというわけなんです。もう少し詳しくいうと、これまでの卒業生の就職実績が良ければ、有名企業で活躍するOB/OGの数が多くなり、また就職結果が良くなり、ランキングが上がる、という循環があります。(その逆もしかり)

よって、海外のMBAスクールは、自校のランキングをかなり重視しており、いかにランキングを上げて、将来有望なMBA生を惹きつけるかを熟考しています。

過去のランキングを見ればわかるとおり、トップ10内の大学は常連で、すでにブランド構築済みとみれるので、それほどランキングは気にしていません。しかし、MBAとしては後発のMBA(アジア系MBA)などは、ランキングを上げることに必死になっていると思われます。

ランキング方法の違い

海外MBAのランキングを見る際には、出版社によってランキング方法が大きく異なるという点にご留意ください。例えば、下記ランキングにあるとおり、ファイナンシャルタイムズとエコノミストでは、トップ30の海外MBAランキングが大きく異なっています。理由としては、ファイナンシャルタイムズは比較的、卒業後の給料上昇率を重視しており、結果としてアジア系MBAが上位に出てくる傾向があると考えられます。

こうして見てみると、やはり海外のトップMBAは、まだまだアメリカが過半数を占めているんですね。古い学校では150年を超える歴史があり、そこで培われ国内でブラッシュアップされ続けてきた手法には、安定感があるということでしょうか。

 

下記が、最新のランキングになります。ビジネススクール選択のご参考にどうぞ。

(ファイナンシャル・タイムズ)出所:Financial Times Global MBA Ranking 2017

順位 ビジネススクール名 所在国
1 インシアド(INSEAD) フランス/シンガポール
2 スタンフォードGSB アメリカ
3 ペンシルベニア大学 ウォートン アメリカ
4 ハーバード・ビジネス・スクール アメリカ
5 ケンブリッジ大学 ジャッジ イギリス
6 ロンドンビジネススクール イギリス
7 コロンビアビジネススクール アメリカ
8 IEビジネススクール スペイン
9 シカゴ大学 ブース アメリカ
10 IESEビジネススクール スペイン
11 CEIBS(中欧国際工商学院) 中国
12 ノースウェスタン大学 ケロッグ アメリカ
13 マサチューセッツ工科大学 スローン アメリカ
13 カリフォルニア大学バークレー校 ハース アメリカ
15 香港科技大学ビジネススクール 中国・香港
15 イェール大学経営大学院 アメリカ
17 ESADEビジネススクール スペイン
18 ダートマス大学 タック アメリカ
19 ニューヨーク大学 スターン アメリカ
20 HEC(アッシュ・ウ・セ) パリ フランス
21 IMD スイス
22 SDA ボッコーニ イタリア
23 ミシガン大学 ロス アメリカ
24 デューク大学 フクア アメリカ
25 NTU(南洋理工大学) ビジネススクール シンガポール
26 シンガポール国立大学(NUS)ビジネススクール シンガポール
27 コーネル大学 ジョンソン経営大学院 アメリカ
28 インド・スクールオブビジネス インド
29 インド経営大学院 アーメダバード校 インド
30 マンチェスタービジネススクール イギリス

(エコノミスト 2016年版)出所:Economist 2016 MBA & Business School Rankings

順位 ビジネススクール名 所在国
1 シカゴ大学 ブース アメリカ
2 ノースウェスタン大学 ケロッグ アメリカ
3 ヴァージニア大学 ダーデン アメリカ
4 ハーバード・ビジネススクール アメリカ
5 スタンフォードGSB アメリカ
6 ダートマス大学 タック アメリカ
7 カリフォルニア大学バークレー校 ハース アメリカ
8 IESEビジネススクール スペイン
9 HEC(アッシュ・ウ・セ) パリ フランス
10 クイーンズランド大学ビジネススクール オーストラリア
11 コロンビアビジネススクール アメリカ
12 ペンシルベニア大学 ウォートン アメリカ
13 インシアド(INSEAD) フランス/シンガポール
14 カリフォルニア大学ロサンゼルス校経営大学院 アメリカ
15 イェール大学経営大学院 アメリカ
16 IESEビジネススクール スペイン
17 マサチューセッツ工科大学 スローン アメリカ
18 デューク大学 フクア アメリカ
19 ニューヨーク大学 スターン アメリカ
20 ウォーウィック大学ビジネススクール イギリス
21 ミシガン大学 ロス アメリカ
22 ノースカロライナ大学 ケナン・フラグラー・ビジネススクール アメリカ
23 IMD スイス
24 EDHECビジネススクール フランス
25 ロンドンビジネススクール イギリス
26 ヴァンダービルド大学 オーウェン経営大学院 アメリカ
27 ヘンリービジネススクール イギリス
28 コーネル大学 ジョンソン経営大学院 アメリカ
29 エモリー大学 ゴイズエタビジネススクール アメリカ
30 インディアナ大学 ケリー経営大学院 アメリカ
スポンサーリンク



スポンサーリンク



-MBA, 英語学習
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

海外トップMBA合格のための英語学習 – TOEICスコアは有効か

ついにお盆休みがスタートしました。早い方はもう始まってるよという方もいらっしゃるかと思います。私は本日新幹線にて帰省しておりますが、駅は大混雑でした。仕事も集中力と体力がいりますが、帰省するのにも体力 …

【2020年最新版】海外MBAランキング!どのビジネススクールを選ぶ!?

MBAのランキングについて掲載したいと思います。日本では、そもそも国内MBA自体が転職マーケットでそれほど評価されていないため、ランキング自体あまり議論されることがありませんが、海外では事情が異なりま …

海外トップMBA合格のための英語学習 – TOEFL各セクションの概要(Speaking)

今回は、アウトプット部門の鬼門、スピーキングです。この部分は多くの純ドメ日本人にとっては、未体験ゾーンになると思います。まずは、構成から見てみましょう。 目次 1. Speaking の問題構成 (2 …

海外トップMBA合格のための英語学習 – TOEFL各セクションの概要(Writing)

これまで、TOEFLテストの概要に始まり、リーディング・リスニング・スピーキングとその難しさの原因について解説してきました。いよいよ最後のセクションであるライティングです。日本人は、日本の英語学習の影 …

海外トップMBA合格のための英語学習 – TOEFL各セクションの概要(Reading/Listening)

今回は、TOEFLのReading・Listeningの概要とポイントについて、解説していきたい思います。 なお、各セクション別の攻略法・勉強法については、次回以降に詳述させていただきます。 1. R …

サイト管理者のSKです。日本の公認会計士。海外MBA留学の経験から、英語学習法や会計・金融情報についても独自視点で配信。