7月31日放送の「あさイチ」にて今が旬の桃の食べ方について特集されていました。高級デパートやフルーツパーラーでは、「桃フェス」が始まる季節、桃のスイーツビュッフェに女性客が殺到しているそうです。プロのパティシエが作るピーチパフェをフルーツパーラーでいただく時間、私も大好きです。
私も最近、よくスーパーで目にする桃を買って、家で食べる機会が多いのですが、自己流の選び方・むき方でいただいており、よりおいしくいただける方法を知りませんでした。
今回の特集では、「桃をよりおいしく食べる方法」が徹底検証されており、具体的にはスーパーでの「目利き」や「美しくむく」方法をプロの方が伝授しています。
以下、意外と知られていない食べ方=「桃伝説」を簡単にまとめておきたいと思います。
目次
1.桃の見分け方:べっぴん最強伝説
岡山県の美味しい桃の代表格、「べっぴん」は1個3000円もの値段が付くほど。果汁がジューシーで糖度も高く、その美味しさは別格ということです。
「果点」があるものを選ぶ
できるだけ左右対称のものを選ぶのが基本ではあるのですが、左右対象でなかったり傷があったりしても、「果点」とよばれる点々(白い桃の場合は黒い点、赤い桃の場合は白い点)がある場合は別格に美味しい(糖度が高い)ケースが多いそうです。
果点ができる理由としては、当分を蓄えすぎて皮が破れたなど様々な説がありますが、単に外観の良さだけが基準ではないということが重要です。
ただし、果点がある場合、熟してきている状態を意味しますので、早めに食べることが推奨されていました。
色は(作り方にもよるのですが)一般的には赤い桃の方が高級とされています。また、サイズは一般的に大きい方が美味しいとされています。
2.桃の冷やし方
私も、常温のままいただく方がよいのか、冷やしてから食べた方がよいのか、ずっと疑問でした。
この点、人の舌は温度が低くなるほど甘味を感じなくなるそうで、実験データからは常温が一番甘いと感じるという結果が出ていました。
しかし、せっかくのフルーツですから冷やしていただきたいですよね?そこで味覚のプロを交えた番組検証の結果、「氷水で15分間ほど冷やすのが最高に良い」という結論に至っていました。この方法だと味わいがよくなるだけでなく、氷水で冷やすと、桃の香りを味わう上でもベストコンディションになるようです。なお、冷蔵庫や冷凍庫を使用するのはベストではないとのこと。
余談ですが、百田夏菜子さんはむいてから氷水で冷やしていたそうですが、これは良くない方法だそうです。
3.桃の切り方
ここでは、フルーツパーラーのプロ料理人の方が切り方をレクチャー。
種の除去・桃の切り方
種の下にナイフの刃先を入れて、種をくりぬくように切れ目をいれた後、両手で桃をつかんでグルっと回すと、種を除去できます。
種の除去後、お好みに合わせて8等分程度に切り分けます。
皮のむき方
切った桃を、皮を下にしてまな板におき、ナイフを皮と身の間にススっと入れて、身を少し回転させつつ皮をむいていくことで、綺麗に皮と身が切り離されます。
なお、切った皮を綺麗に敷いた上に桃を置くと、フルーツパーラーのようにきれいに盛り付けることができます。
皮ごとガブリがベスト?
とはいえ、皮ごと食べると皮と身の間の美味しい部分を食べられるので、実は一番おいしいのでは?という疑問が残りますよね。
これついては、果皮の直近に甘味が凝縮されているのは、生物学的にも正しいそうで、実際に有名フルーツパーラーでも桃の皮を使用したデザートを提供しているそうです。(桃のグラニテ)
また、農薬も人体には影響ないので気にしなくて良いんだそう。
むいて食べるか、皮ごと食べるか?気分や好みに合わせてということでいいのではないのでしょうか。両方試してみるのも一興ですね!
それではみなさん、これからの桃の季節、存分に楽しんでください!