10月16日放送の新番組「中居くんの学スイッチ」にて、知らないと怖い、離婚や浮気に関する話題が取り上げられていました。
今回は中でも、一見理不尽と思われる法律を中心に解説したいと思います。
目次
悪用されがち?子供の預金口座
結婚後の貯めた貯金は夫婦で稼いだものとして、離婚の際には財産分与で折半するのは、皆さんもご存知かと思います。
しかし、中にはこの財産分与額をうやむやにすべく、子供の預金口座を悪用する計算高い妻がいるのも事実です。つまり、子供の養育費や教育費として貯めたお金は、親権を持つ親が管理すべき、という、心情的な部分を逆手にとった戦略です。
通常、養育費は別に離婚後も親権を持つ親に送金する形になりますので、おかしな話なんですが、子供の預金口座までは折半できないという心情的な面から、うやむやにされてしまケースも多いんだとか。子供の預金口座に何を貯金していくかについては、今一度気をつけたいところですね!
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婚姻費用
もともと夫婦には、お互いが同等レベルの生活をしなければならないという決まり「生活保持義務」があり、それを充足するための費用を婚姻費用といいます。これは夫婦が生活するための生活費にあたり、住居費、食費、被服費、医療費、養育費、交際費が代表例です。
この生活保持義務があるために、たとえ浮気を疑われ自ら家を出て行った妻が別居中であったとしても、妻の生活を夫同じ水準に保つ必要が生じてしまいます。このことから、例えば、計算高い妻は、たとえ別居中であったとしても、生活費と称して婚姻費用相当分を夫に請求することができてしまうのです!何とも理不尽な決まりですよね。
また、ご丁寧にも、この婚姻費用には裁判所が決めた基準も存在しているため、妻は夫に堂々と生活費を請求することができるのです。夫の年収が高い場合は、この婚姻費用も高くなってしまうので、年収の高い方は特にご用心です。この婚姻費用を請求されないためにも、婚姻関係を続ける意味がないのであれば、早く離婚してしまった方が良いということになります。
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夫も妻も浮気相手も同じ会社内での不倫問題
Aさんと妻は社内恋愛の末に職場結婚し、結婚後も同じ職場で3年間働き続けていました。しかし妻は、夫が同じ会社内の女性と浮気していることに気づき、夫に不倫を上司にバラす詰め寄りました。焦った夫は、両者で合意した慰謝料500万円を支払い、離婚することになりました。
ここでポイントなのは、お互い弁護士を立てずに示談交渉したために、浮気期間を考慮した相場である300万円をはるかに超える、500万円を支払ってしまった、ということです。
ポイント整理
残念ながら現在、離婚を少しでも考えている方は以下の点に留意しておく必要があるといえます。
1. 結婚しても自分のお金は自分で管理する
2. 離婚するなら、なるべく早く
3. 弁護士に相談してみる
まとめ
不倫ドラマが高視聴率をとり、芸能人の不倫問題でニュースが溢れかえる昨今、離婚は身近な問題となりました。残念ながら、中には計算高いパートナーも多くいることでしょう。
もちろん、幸せな結婚生活を送られるのが一番なのですが、万が一に備え、少しでも心当たりがある方は、是非上記の点に留意していただければと思います。