7月28日放送「あさイチ」特選!エンタのコーナー。
今年度より都内有名私立中学に進学し、芸能・勉学の二刀流をこなされている芦田愛菜さんから、夏にピッタリの推薦書籍がご紹介されましたので、記録しておきます。
なんと、芦田さんは幼稚園の頃から年間300冊の読書をこなされていたそうですが、すでに私のこれまでの総読書量を上回ってしまっており、お恥ずかしい限りです。幼少期より母親が多くの本を図書館で借りられていたことが、ここまでの読書習慣につながったそうです。自分の子供にはしっかりと読書習慣をつけてあげたいものですね。
さて、そんな芦田さんオススメの書籍を以下順番に紹介させていただきます。
目次
1.はじめてのキャンプ – 林 明子 –
小さい女の子の「なほちゃん」が近所のおばさんやお友達と河原のキャンプにいくというお話です。夏=キャンプということから、芦田さんオススメの一冊ということです。
芦田さん曰く、この本を読んでいるとキャンプに行きたくなるし、実際に行った気分になるようなワクワクする本だそうです。なほちゃんの初めてのキャンプをハラハラしながら応援する、大人も子供も楽しめるような一冊になっています。
絵本の中では、キャンプファイヤーや満点の星空など、多くの挿絵があるので、お子さんが飽きずに読み進めることができるのではないでしょうか。
これを機に家族でキャンプを企画する、というのも一興かもしれませんね。
2.風が強く吹いている – 三浦しをん –
箱根駅伝を舞台にした、直木賞作家の三浦しをんさんの作品。主人公の青年は高校時代に箱根駅伝に出ることを夢見ていたが、足を故障し一時断念。しかし、走りたいという気持ちが収まらず、学生アパートに住んでいた素人の学生に声をかけ、一緒に箱根駅伝を目指すというストーリー。
芦田さん曰く、主人公が単に早く走ることだけを目指すのではなく、「強くなる」ことを大切にしたという部分が印象に残っているとのこと。走ることに対する熱意がかっこよく、青春を感じる一冊としての推薦図書でした。
ちなみに、芦田さんは作者の書き方によって客観的にも主観的にも本を読むことができるそうです。この本くらいの厚み(300ページ程度)であれば、早ければ3時間程度、少しづつ読んで2日ほどで読了するということですから、相当の読書家であることがわかりますね。
3.よろこびの歌・終わらない歌 – 宮下 奈都 –
学校内の合唱コンクールをきっかけに、それまでバラバラだった生徒達が絆を深めていくという物語。「終わらない歌」は「よろこびの歌」から3年後の話。
合唱コンクールという目標に向かって登場人物たちの「心がひとつになる」様子を感じることができるのが、本推薦図書のポイントとのこと。歌を通してお互いが素直になっていく部分に感動する作品。
それぞれの作品が短編小説となっており、一章ごとに一人の登場人物のストーリーが描かれています。そのため、人間模様をさまざまな角度から眺めることができることも本作の特徴。
同世代の学生のお子さんが読まれても感情移入できて楽しいでしょうし、大人が読んでも学生時代にタイムスリップできるため面白いのではないでしょうか。
4.きよしこ – 重松 清 –
吃音症のため、伝えたい言葉をうまく伝えることができない主人公が、日々悔しい思いしながらも、思いを伝えることができる友達が欲しいと葛藤するという物語。
落ち込んでいる時に読むと、自分も頑張ろうという気持ちにさせてくれる一冊。自分の気持ちはちゃんと言葉にして伝えないとわからない、ということを改めて思い出させてくれる、そんな心温まる作品だそうです。
いかがでしたか?
夏休みを利用して、たまには家族で読書にふけってみようかな、そう思わせてくれる書籍紹介でした。