7月28日放送のニッポンのミカタで「国産」にこだわり大成功をおさめているビジネスが紹介されていましたので、記録しておきます。
近年、特に欧米では健康志向による高級有機野菜・食品(※)が注目を集めておりますが、日本では「国産」回帰もポイントとなってくるのでしょうか。
※オーガニック食品。私が以前住んでいたニューヨークでは、Whole Foods Market、Trader Joe’sなどが大型スーパーとしては人気でした。また、郊外にいくとFarmers Marketとよばれる、農家の生産者が農産物を販売する朝市のようなマーケットが盛り上がっていました。
今回は、そんな今話題の国産野菜専門八百屋である、都内(五反田)の旬八青果店が紹介されていましたので、人気のヒミツを順に記載していきます。
目次
旬八青果店 五反田店
店内わずか4坪の売り場内に40種類以上の「国産」野菜がギッシリと陳列されています。遠方からわざわざくるお客さんも多く、店内は常に満員。月商はなんと400万円とのこと!
それでは、以下この八百屋さんの人気のヒミツを解説していきます。
1.すべて国産&産地情報を記載
棚に並ぶすべての野菜に産地情報が記載されているため、消費者としては非常に安心感があります。中国産その他の野菜だと、その生産過程も含めまだまだ健康面で不安が残りますよね。特に、小さな子供を持つお母さんは、家族の健康を気遣って遠方からでもこの八百屋さんに来られているようです。
2.スーパーにない野菜を販売
この青果店が支持されている他の理由として、「スーパーにない野菜」が置いてあるということが挙げられます。
つまり、スーパーではその見た目・形状の特異さから販売されなくなってしまったような野菜を販売しているということなんです。
例えば、「曲がったキュウリ」。一昔前までは、このようなキュウリも普通に八百屋さんで購入できたのに、今のスーパーでは見かけませんよね。味も栄養面も、真っ直ぐなキュウリと変わらないのに。。。そこに目を付けたのが、この旬八青果店さんだということです。これらの野菜は、古き良き時代を知っている年配の方に特に人気なようです。
3.全国各地の伝統野菜を販売
他にも、全国各地の「伝統野菜」を販売しているのも旬八青果店さんが注目されている理由なんです。例えば、京都で大正末期から作られている「万願寺とうがらし」、奈良県の伝統野菜である「丸なす」、岡山の「そうめん南瓜」などが売られていました。
店主曰く、東京の野菜はその流通段階で多くの選別を受けてしまい、これらの野菜が消費者の目から遠のいてしまっていたことにビジネスチャンスがあったということでした。
いかがでしたか?合成調味料や化合物といったさまざまな不健康食品に囲まれている昨今、家族やお子さんためにも国産野菜に再注目してはいかがでしょうか。